2011年11月26日土曜日

第3回GIS-Landslide研究集会

開催概要
主催:GIS-Landslide研究会
共催:独立行政法人 防災科学技術研究所
開催日:2011年11月26日(土)9:00 - 17:30
会場:防災科学技術研究所 研究交流棟 第1セミナー室
参加申込: 参加ご希望の方は、参加申込書にご記入のうえ事務局までお申込みください
連絡先: GIS-Landslide研究会 事務局
 gis-landslideあっとまーくbosai.go.jp

研究集会セッション
セッション1:事例研究(地震・豪雨)
セッション2:土砂災害研究のためのGISデータ紹介
セッション3:技術セッション
ポスター発表:GISおよびLandslide関連

発表要旨集第3回GIS-Landslide研究集会アブストラクト(4MB, PDF)

アンケート第3回GIS-Landslide研究集会アンケート(283KB, PDF)

技術セッション発表スライドの公開
    早川裕弌(9.86MB, 発表スライド, PDF)
    内山庄一郎(994KB, 発表スライド, PDF)
    片谷信治(4.49MB, 発表スライド, PDF)

第3回GIS-Landslide研究集会の口頭発表の一コマ
第3回GIS-Landslide研究集会の口頭発表の一コマ


プログラム:第3回GIS-Landslide研究集会プログラム(口頭発表)
    9:00 受付開始
    10:00 開会挨拶 山岸宏光(GIS Landslide研究会代表/愛媛大学)
午前の部【事例研究(地震・豪雨)】 10:10-11:50 座長:林一成(奥山ボーリング(株))
    10:10-10:30 土志田正二(防災科学技術研究所) 東北地方太平洋沖地震における土砂災害の分布と特徴
    10:30-10:50 岩橋純子(国土地理院) GISを用いて調査した地震および豪雨による崩壊の特徴
    10:50-11:10 松四雄騎(京都大学) 2010年広島庄原災害における表層崩壊の発生プロセス: 降雨浸透-斜面安定モデルからの検討
    11:10-11:30 齋藤仁(東京大学) 土砂災害を引き起こす2種類の降雨イベントのリアルタイムモニタリング-台風12号紀伊半島での土砂災害を事例に-
    11:30-11:50 笹原克夫(高知大学) 平成23年台風6号により高知県東部に群発した深層崩壊のLidarによる解析
    11:50-12:45 昼休憩
ポスターセッション第1部 12:45-13:30
    12:45-13:30 ポスターセッションコアタイム(奇数番号ポスター)
地すべり地形分布図巨大床地図の紹介 13:30-13:45
    13:30-13:45 防災科研 研究交流棟の巨大地すべりマップについて(案内人:井口隆・内山庄一郎)
午後第1部【土砂災害研究のためのGISデータ紹介】 13:45-14:45 座長:山越隆雄(土木研究所)
    13:45-14:05 三隅良平(防災科学技術研究所) メッシュ化された雨量データについて
    14:05-14:25 佐藤匠(国土技術政策総合研究所) 国土技術政策総合研究所の土砂災害対策としての衛星リモートセンシングに関する取り組み
    14:25-14:45 イルハム アリムディン(千葉大学) Integrating Optical Satellite Images and DInSAR Processing Technique using GIS to create landslide susceptibility map
ポスターセッション第2部 14:45-15:30
    14:45-15:30 ポスターセッションコアタイム(偶数番号ポスター)
午後第2部【技術セッション】 15:30-16:15 座長:小花和宏之(千葉大学)
    15:30-15:45 早川裕弌(東京大学) レーザ距離計とGNSSを用いた現場でのお手軽地形図作成法
    15:45-16:00 内山庄一郎(防災科学技術研究所) GPSデジカメデータのお手軽マッピング
    16:00-16:15 片谷信治(ESRIジャパン(株)) ArcGISでの気象データ利用
午後第3部【総合討論】 16:15-16:45 司会 松四雄騎(京都大学)
    閉会挨拶

プログラム:第3回GIS-Landslide研究集会プログラム(ポスター発表)
ポスターセッション(コアタイム 13:00-13:45(奇数),15:00-15:45(偶数))
テーマ:地震・東北地方太平洋沖地震
    P01 土志田正二(防災科学技術研究所) 東北地方太平洋沖地震における土砂災害の分布と特徴 -東北全域,土砂災害多発地域-
    P02 那須誠(元前橋工科大) 各種構造物の地震被害への地盤の影響-特に東日本大震災被害
    P03 佐藤剛(帝京平成大学) 2011年4月11日に発生したいわき地震の土砂災害分布(仮)
    P04 鈴木比奈子(防災科学技術研究所) 東北地方太平洋沖地震における災害資料収集について
テーマ:豪雨・平成23年台風12号
    P05 平成23年台風12号による紀伊半島における地盤災害合同調査団・木村克己(産業技術総合研究所) 平成23年台風12号による奈良県における山地斜面の主要な崩壊の概要
    P06 井口隆(防災科学技術研究所) 2011年台風12号による紀伊半島の「深層崩壊」と地すべり地形分布図
    P07 神原規也 ((株)エイト)12号台風による深層崩壊地すべり発生箇所の地形的特性

テーマ:事例・解析手法
    P08 清水孝一(土木研究所・ICHARM) 人工衛星情報の土砂災害への活用について
    P09 小荒井衛 (国土地理院) 解像度や諸元の違うDEM解析による地形的特徴抽出の違い
    P10 佐藤浩 (国土地理院) SAR干渉画像で検出された地すべり域における詳細野外調査の結果
    P11 平春(立正大学) LIDARデータにより抽出した微地形と植生の地生態学的評価手法に関する研究
    P12 林一成(奥山ボーリング(株)) 地すべりダム発生危険箇所を予測するためのDEMデータによる地形解析
テーマ:GIS技術
    P13 山岸宏光 (愛媛大学) 愛媛大学防災情報研究センターの防災GISマネージメント
    P14 内山庄一郎 (防災科学技術研究所) 世界最大・地すべり地形分布図床地図の作成

追加発表
    P15 中谷剛(アジア航測(株)) オープンソースGISと衛星データを利用した小流域流量の評価について
    P16 土志田正二 (防災科学技術研究所) 地すべり地形分布図を用いた地すべり発生危険地域の評価
    P17 岩塚淳 ((株)インフォマティクス) 深化・新化・進化 生まれ変わった 新生SIS
    P18 執印康裕 (宇都宮大学) 林齢空間分布が表層崩壊発生に与える影響について
    P19 笹原克夫 (高知大学) 平成23年台風6号により高知県東部に群発した深層崩壊のLidarによる解析

2011年11月25日金曜日

GIS講習会2011

GIS講習会2011「GISを用いた地すべり地形解析の基礎」

GIS-Landslide研究会では下記の通り,GIS(地理情報システム)を用いた地すべり地形の解析処理手法について,GIS未経験者・初心者を対象とした実習形式の講習会を開催します.参加を希望される方は事務局まで電子メールにてお申し込み下さい.

内容: GISを用いた地すべり地形解析手法の基礎を学びます.GISの基礎知識に始まり,防災科学技術研究所の地すべり地形分布図のGISデータを用いて,データの取り込み,簡単な数値解析処理,地すべり地形の断面図作成などを行います.GIS Landslide研究会による講習会は今年で2回目となり,第1回目(2010年開催)のご意見を踏まえて,基礎技術に重点をおいたカリキュラムを予定しています.昨年の復習と新参加者のフォロー役もかねて,2度目の参加もお待ちしております.

GIS教育認定:「GIS講習会2011」はGIS資格認定協会によるGIS教育認定を受けています.講習会を受講された方にはGIS 教育経験を証明する認定GIS 教育参加証を発行します.
「この教育は,地理情報システム学会のGIS 教育認定を受けたものである(認定年月日:2011 年11 月8 日,認定番号:11-006,教育時間数:6時間)」

講師:土志田正二,内山庄一郎((独)防災科学技術研究所)
日時:2011(平成23)年11月25日(金)10:00~17:00
場所:(独)防災科学技術研究所 研究交流棟 第1セミナー室(茨城県つくば市天王台3-1)
講習会費:無料
機材:ノートPCをご用意ください
※事前にお送りするArcGIS試用版のインストールをお願いします
定員:先着20名(申込み人数10名以上で開催)
申込方法:電子メールにて,1) お名前,2)ご所属,3) 連絡先 (TEL,email) を事務局までご連絡ください
事務局:GIS-Landslide研究会 事務局
gis-landslide【あっとまーく】bosai.go.jp

アンケートGIS講習会2011アンケート(219KB, PDF)

プログラム概要:「GISを用いた地すべり地形解析の基礎」
9:30 開場・受付開始
10:00 - 11:00 座学「GIS概論」
 ・GISとは何か?GISでできること,GISの得意な作業
 ・座標系と投影法
 ・GISデータの種類:ラスタとベクタ[ポイント・ポリライン・ポリゴン]
・GISソフトウェアの種類:ベンダー系,オープンソース系から数種を紹介
11:00 - 12:00 座学2「GISデータの利用」
 ・公開されているGISデータ:官公庁,民間による公開データの例
 ・外部データの利用:
航空レーザ測量データのインポート
web公開データ,WMSデータの利用
CADデータの表示
12:00- 13:00 昼休み &  ArcGIS Desktop試用版インストール&動作チェック
13:00 - 14:30 実技1:「地形データ解析基礎」
【目標】DEMの理解と利用方法
 ・国土地理院基盤地図情報10mDEMを使った地形解析 (等高線図・傾斜図・曲率図・陰影図など)
 ・標高データ(DEM)のインポートおよび補間手法について
 ・国土地理院基盤地図情報50mDEMを使った地図作成
  ・点データからの様々な補間方法について
14:30 - 16:30 実技2:「データの作成」
【目標】各種データのインポート,GISデータの作成
 ・ジオリファレンス(地形図,地質図とGISデータとの位置あわせ)
 ・ベクタデータの作成実習:ポイント,ポリライン,ポリゴン,属性データ
 ・ベクタとラスタを利用した解析の例:防災科研地すべりデータを利用して
16:30 - 17:00 質疑応答とアンケート