2014年12月11日木曜日

GIS講習会2014

「GIS講習会2014」開催のご案内

 GIS-Landslide研究会では下記の通り、GIS(地理情報システム)の実習形式の講習会「GIS講習会2014」を開催します。

講習内容

初級コース:GISになんとなく距離を感じている初心・未経験の方向けコース
講師:大友萌子(東北学院大学大学院)、アシスタント:佐藤李菜(東京大学大学院)
日時:平成27(2015)年1月17日(土)10:00 - 16:30
場所東京大学 柏キャンパス 総合研究棟 4階 470号室
講習会費(※):2,000円
 ※実習資料印刷費、実習アシスタントの謝金などとして。非営利です。
持ち物:特に無し。パソコンとGISソフトウェア(ArcGIS 10.2)は東京大学の設備をお借りします。
定員:15名(満席となりました)


 前回(GIS講習会2013)の初級コースの一コマ

<コース概要>
プログラム:GIS講習会2014(初級コース)
GISになんとなーく距離を感じている初心・未経験の方向けコース

9:30 開場・受付開始

10:00 - 12:00 座学
 ・地図+データベース=GIS
 ・GISで作る地図と普段見ている紙地図の感覚の違い
 ・目指すGISスキルレベルー必要な知識と期間の目安
 ・GISのルール:空間参照-3つのルール
 ・GISで作る必要のある地図とそうでない地図の見分け方
 ・困ったときには
 ・きょうの作業に必要な知識と用語

12:00- 13:00 昼休み

13:00 - 16:30 実践
 ・GISデータを触る
 ・エクセルデータと地図データの結合
 ・地図データを作る
 ・印刷、画像データの保存まで
 ・総括
 ・質問など

参考:講習会前日の平成27(2015)年1月16日(金)に、第6回GIS-Landslide研究集会が開催されます。詳細は以下のホームページをご参照ください。
第6回GIS-Landslide研究集会開催のご案内

第6回GIS-Landslide研究集会および第2回高解像度地形情報シンポジウム

「第6回GIS-Landslide研究集会および第2回高解像度地形情報シンポジウム」開催のご案内

 GIS-Landslide研究会では下記の通り、第6回GIS-Landslide研究集会および第2回高解像度地形情報シンポジウムを開催いたします。

研究集会テーマ:「災害現場のニーズと高解像度化イノベーション」
 2014年度は広島土砂災害、礼文島の土砂災害、御嶽山噴火、長野北部地震など多くの災害が発生しました。同時にALOS-2や航空測量、高解像度地形情報、UAV、3Dなどの新しい技術も大きく進展しています。今回は、「自然災害の現場におけるニーズ」に対する新技術のソリューションと可能性について議論します。

主催:GIS-Landslide研究会(代表:山岸宏光)
共催:東京大学空間情報科学研究センター、 (独) 防災科学技術研究所
開催日:平成27(2015)年1月16日(金)
会場:東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト
(つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅より徒歩1分)
※柏キャンパス(同駅から徒歩25分)ではありません。
定員:80名程度
参加申し込み不要です。直接会場へお越しください。
参加費用無料です。
※Evening Session(意見交換会)への参加は当日お伺いいたします。メイン会場と同じ建物です。(予定費用:4,000円、学割あり)
発表申し込み終了いたしました。 多数のお申込み、ありがとうございます。
※本研究集会では、調査・解析技術のみの話題や、結果が出ておらず行き詰まりを感じている研究、違う学会で発表したがあまり議論ができなかった研究など、幅広く発表を募集します。大学生、大学院生の方も遠慮なくご発表ください。


前回(5thGLM)のオーラルセッションの一コマ

研究集会セッション
・Morning Session:土砂災害と計測技術
・Poster Session
・機器展示:観測・計測機器の最新事情
・Afternoon Session:災害現場のニーズと高解像度化イノベーション
・Evening Session:意見交換会

参考
・研究会の翌日(1月17日(土))にGIS講習会2014(初級コース)を開催いたします(満席となりました)。
・過去の関連研究会:第1回高解像度地形情報シンポジウム「地形情報のすべて」

プログラム:(順序等は未確定)

発表要旨集1月15日更新(印刷版)(PDF, 2.5MB)

9:50 受付開始

10:00 趣旨説明:内山庄一郎(防災科学技術研究所)

10:10-12:10 Morning Session:土砂災害と計測技術(各20分) 座長:小花和宏之(千葉大学)
(M-1) 「空中写真とGISで視る北海道の最近の土砂災害」
    山岸宏光(GIS-Landslide研究会)・斉藤健一・志村一夫(シン技術コンサルタント株式会社)
(M-2) 「土砂災害時における地質情報の取得と活用」
    川畑大作・斎藤 眞(産業技術総合研究所)
(M-3) 「UAV写真測量成果の点群処理」
    井上真悟・山村 充(国土防災技術株式会社)
(M-4) 「VRS方式によるGCP取得と活用事例-GNSS測量の最新技術-」
    中村隆行(日本GPSデータサービス株式会社)
(M-5) 「表層崩壊地における低空空撮画像の取得と地形解析への応用-阿蘇山周辺を対象として-」
    齋藤 仁(関東学院大学)・内山庄一郎(防災科学技術研究所)・小花和宏之(千葉大学)・早川裕弌(東京大学)・泉 岳樹・山本遼介・松山 洋(首都大学東京)
(M-6) 「LPを用いた大規模崩壊斜面の抽出事例」
    佐藤丈晴・中島翔吾・森由希奈(岡山理科大学)

13:00-14:25 Poster Session 座長:齋藤仁(関東学院大学)
※ポスター1分紹介(機器展示を含む)
(P-1) “Representation of landslide events for landslide susceptibility analysis”
    Uttam PAUDEL, Takashi Oguchi, Yuichi Hayakawa (The University of Tokyo)
(P-2) “Analysis of the rainfall-triggered landslide during the 2006 typhoon Bilis, Dongjiang reservoir watershed, China”
    Jie DOU (The University of Tokyo)
(P-3) 「津波による崩壊・侵食のTLSを用いた地形解析」
    早川裕弌・小口 高(東京大学)・齋藤 仁(関東学院大学)
(P-4) 「小型UAV測量の現場実用性」
    小花和宏之(千葉大学)
(P-5) 「『首都大学東京無人ヘリ災害調査・支援特別班』の活動紹介-災害地における無人ヘリ運用の最前線と今後の展望-」
    泉 岳樹(首都大学東京)
(P-6) 「長野県南木曽町の土石流災害地における小型無人ヘリを用いた調査の報告」
    山本遼介・泉 友紀子・泉 岳樹(首都大学東京)
(P-7) 「広島市の土砂災害地における小型無人ヘリを用いた調査の報告」
    酒井健吾・山本遼介・泉友紀子・泉 岳樹(首都大学東京)
(P-8) 「荒砥沢地すべり地における小型UAVの活用」
    山村 充(国土防災技術株式会社)・内山庄一郎(防災科学技術研究所)・龍見栄臣(国土防災技術株式会社)・飯島康夫(東北森林管理局 宮城北部森林管理署)
(P-9) 「小型UAVによる空撮とSfMを用いた樹高計測」
    田村太壱・加藤 顕・小花和宏之(千葉大学)・吉田俊也(北海道大学)
(P-10) 「UAV(Phantom2 Vision+)とSfMで生成したDSMの精度検証 その2」
    小倉拓郎・青木賢人(金沢大学)
(P-11) 「SfMを利用した植物体体積比による萌芽伸長量および獣害被害量の推定」
    淺野悟史(京都大学大学院地球環境学堂)
(P-12) 「数値標高モデルのGIS解析で認定した広域断裂系:地形発達,地すべり,広域応力場との関連」
    木村克己(防災科学技術研究所)
(P-13) 「大規模土砂災害後における崩壊地面積の推移解析-北海道沙流川支流宿主別川流域を対象に-」
    輿水 健一(北海道立総合研究機構 地質研究所)・内田 太郎(国土技術政策総合研究所)
(P-14) 「紀伊半島を対象とした深層崩壊発生箇所の分布特性」
    中村直登・小口 高・早川裕弌(東京大学)
(P-15) 「南アルプス破砕帯流域における降雨流出特性および地形・地質構造の解析-大井川水系・東河内沢流域における観測事例-」
    山川陽祐・堀田紀文・經隆 悠(筑波大学)
(P-16) 「メソスケールの流域における基岩地下水動態に関する研究」
    江草智弘(東京大学大学院 森林科学専攻 森林理水及び砂防工学研究室)
(P-17) 「2014年長野県神城断層地震と1714年正徳信濃国小谷地震の被害の分布傾向」
    鈴木比奈子(防災科学技術研究所)・苅谷愛彦(専修大学)・内山庄一郎・臼田裕一郎・大八木規夫(防災科学技術研究所)
(P-18) 「東北地方太平洋沖地震による西日本の地殻変動について」
    澤 夏起・佐藤丈晴・西村敬一(岡山理科大学)
(P-19) 「地理学的研究と地理空間情報―フィールドワーク~GIS解析過程で学んだことと今後の展開―」
    大友萌子(東北学院大学)
(P-20) 「防災科研のクライシスレスポンス:自然災害情報の整理と集約」
    内山庄一郎(防災科学技術研究所)・折中 新(高知大学)・堀田弥生(防災専門図書館)・半田信之・臼田裕一郎・田口 仁・鈴木比奈子(防災科学技術研究所)

機器展示:観測・計測機器の最新事情
・「GNSS機器」:株式会社ニコン・トリンブル
・「UAV機器等」:株式会社エンルート
・「衛星画像関連、SfM-MVSソフトウェア等」株式会社ビジョンテック
・「UAS、GNSS機器等」:ジオサーフ株式会社

 14:30-17:25 Afternoon Session:災害現場のニーズと高解像度化イノベーション
司会:早川裕弌(東京大学空間情報科学研究センター、高解像度地形情報シンポジウム主宰)
・災害現場のニーズ(40分):
(A-1) 「求められる現場の一歩・発見の可能性とリスクの軽減」
    原科享介(春日井市消防本部)

・高解像度化イノベーション(20分):
(A-2) 「土砂災害の緊急判読調査における人工衛星SAR画像の活用」
    神山嬢子・江川真史・國友 優(国土技術政策総合研究所)
(A-3) 「干渉SARによる地表変形箇所の把握-地すべり性変動と地表地震断層を例に-」
    中埜貴元・中島秀敏(国土地理院)
(A-4) 「SNSなどの動的情報を活用した災害時の意思決定支援」
    濱本両太(ESRIジャパン株式会社)
(A-5) 「UAV技術の活用」
    伊豆智幸(株式会社エンルート)
(A-6) 「災害対応の意思決定を支援する地図の作成」
    内山庄一郎・井上 公(防災科学技術研究所)・後藤秀昭(広島大学)・中田 高(広島大学名誉教授)・井田康之(NPO法人日本救助犬協会)・梅田 篤(株式会社栄泉測量設計)
(A-7) 「地理空間情報の共有による災害対応を目指して」
    田口仁(防災科学技術研究所)

・総合討論(20分)

17:25  閉会挨拶:山岸宏光(GIS-Landslide研究会代表)

17:30-19:30 【Evening Session】意見交換会
    会場:東京大学 柏の葉キャンパス駅前サテライト(メイン会場と同じ建物)
    費用:4,000円(学生2,500円)(予定)
    ※参加のご希望は当日お伺いいたします。ぜひご参加ください。

事務局:順不同
 内山庄一郎(防災科研)
 小花和宏之(千葉大)
 早川裕弌(東京大)
 齋藤 仁(関東学院大)

事務局メールアドレス:
 gis-landslide【あっとまーく】bosai.go.jp